ぴぴんapです!
今年初めて行ったスマトラオオヒラタの産卵セットについての詳細を書きたいと思います。
結果、特に難しいという印象は持ちませんでした。
簡単に言うとマットをカチカチに詰めて♀を入れておくだけです。
ただそれだとつまらないので今回、♀が2匹居たので条件を変えながら産むか産まないかの検証もしてみました!
結論から言ってしまうと産む♀は産む、産まない♀は産まないです。(笑)
ではでは
こやつが♂です。
ちなみに産地はアチェ産。
ごつくてカッコイイヒラタクワガタです。
まず、こやつらはCBなのでペアリングからです。
♀殺しが嫌なので縛りました。
タイラップでこの様に
これで♀を挟めないので安心です。
数日かけて2匹の♀とハンドペアリングしました。
ここで、2匹の♀を入れる条件です。
まず今回は材を使いません。
マットだけで産卵セットを組みます。
主に検証するのはマットの種類。
私は月夜野きのこ園さんのマットを使用しています。
使うのは
きのこマット
黒土マット
発酵度合いがかけ離れたマットです。
水分はきつく握って固まる程度
室温は21~24℃(季節の変わり目のため安定してない)
ゼリーは黒糖プロゼリー
ケースはコバエシャッター小
検証した結果
A♀46mm
きのこマット:幼虫0.卵0→0
黒土マット:幼虫3.卵4→7
B♀46mm
きのこマット:幼虫8.卵2→10
黒土マット:幼虫0.卵3→3
↑割り出し一部
セットしてある期間は全部一緒。
一回目は途中で♀を取り出してあります。
結果を受けての考察
·きのこマットの方が幼虫の成長は早い(栄養価があるためと思われる)
·割り出しの時にきのこマットの乾燥が目立っていた。湿度の調整が肝?2回目のセットではそれを踏まえて調節。
·きのこマットの方が多く産卵している。材にも産卵する可能性があるクワガタにはある程度発酵が進んでいないマットの方が相性が良いのか?
2匹とも羽化日もほぼ一緒で餌もガッツリ食べている状態。
コンディションは変わらない。
サイズも46mmと一緒だった。
あまり産まないAは材だったら産んだかもしれない。
個体によって好みがあるのは確かなのか?
実験が2個体と1回ずつのセットと比べるものが少ないので信憑性が低いですけど割とどんなマットでも産む可能性はあると言えそうです。
何とも微妙ですね(笑)
今回採れた幼虫達は菌糸とマットで飼育中です。
何はともあれブリード成功で一安心です(^_^)ノ